花火と虚しさ

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先日群馬に行った時に、花火を見る機会があった。本格的な花火大会ではないが、人生で花火をまじまじと見たのは初めてかもしれない。澄んだ夜空に、火玉がひゅ〜と上がり、身体を押しのけるように音圧がくる。迫力があり、綺麗だ。

その後、草津温泉に浸かり、一泊して帰ってきた。良い週末だった。昔は文字通りなんでも知りえた友人と行ったのに、会話の節々からもう何でも知りえている仲ではないと気づく。時の経過は、ある種の取り分をしっかりと奪い去っていく。少しずつ疎遠になり、お互いの近況を報告し合う。

昔のように、友人との関係を深めたいと思う。しかしそれは難しい。一度過ぎ去った友情はもう元には戻らない。時の経過が残酷だと思う。花火は、心を少し、虚しくさせた。

 

月曜の夜に。

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月曜日の夜に都会を歩いていると、月曜にもかかわらず飲み歩いたり夜遊び(健全な)をしたりする人が多いことに気づく。

私は月曜から疲れたくないという一心で早く帰宅したいと考えるが、このように人生を謳歌している人たちに勇気づけられる。

明日のことに思い悩むことなく、今この瞬間にちからを注いでいる、そんな印象を受ける。月曜の夜に乾杯したい。

インタビューでの格好良さ

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昨日のノルディック複合は大変面白かった。前半を1位で終えた渡部暁斗さんをずっと応援してしまった。ノルディック複合を中継で見られる機会は滅多にないし、後半の坂を這い上がるキツさは画面越しからも伝わってくる。

何より、渡部さんのインタビューはすばらしい。特に5位で惜しくもメダルを逃した後のインタビューは、非常に格好良かった。誰のせいにもせず、しっかりとレースを振り返ることが出来ていた。もちろんインタビューで思っていることを素直に話すわけはないが、それでも落ち着いていて渡部さんの人柄が滲み出ていたと思う。非常に立派な人だ。尊敬する。

オリンピックもいよいよ終盤になってきた。閉会式後は、一体なにを楽しみに生きていけばよいのか。こうも熱中してしまうと、その後が苦しい。

オリンピックに熱中しているが。

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オリンピックを熱心に見ている。今までのオリンピックは、どちらかといえば「偶然時間が合えば」見ていたけれど、今回は「合えて時間を作って」見ている。

オリンピックってこんなに面白かったのか。1つはこの週末に羽生くんと小平さんが金メダルを取ったことが大きいが、それ以前に普段見られない競技の世界トップレベルのドラマが生放送で見られると思うとわくわくする。

世界で輝く選手を見ていると、自分の頑張りなんてほんのちっぽけで、もっと頑張ろうと思える。だから、仕事で帰宅してからオリンピックを見るのが楽しみだし、何より次の日からの活力なっている。

とはいえ、各局の日本人しか映さない放送プログラムには飽きてくる。羽生くんや小平さんをヒーローに仕立て上げるべく組まれた特番は全く持って何が面白いのかわからない。どの放送局でも同じような構成で、同じような映像ばかり使用して番組を作るのはやめてもらいたい。そんな映像はオリンピックが終わってからゆっくり流せばいいのであって、まだオリンピックは終わっていないしこれから出番を控えている選手だって数多くいる。それに、日本人選手だけでなくそれぞれの競技で世界トップの人にもちゃんと注目してもらいたい上に、テレビで放送されないマイナー競技にももっとスポットを当てて欲しい。

せっかくのオリンピックなのだ。羽生くんや小平さんの活躍はとても嬉しいが、フィギュアやスピードスケート、ジャンプだけでなく日本人が余り出ていないスポーツも視聴者に紹介してもらいたい。いろんなスポーツに対する理解は、2020年東京オリンピックの滋養にきっとなるはずだ。視聴率狙いの番組が多いことだけみると、まだまだ課題は多く残る。

気分が晴れればいいのに

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最近疲れからか、めまいとドライアイがひどい。昨日仕事中に眼科に行ったところ、涙の分泌量は正常だが、乾きが異常に早いとのこと。目薬を処方して様子を見ることに。ただめまいの方が気になる。素人目線でちょっと調べてみると、自律神経の乱れから上記のような症状が出るようで、なるほど当てはまっていると感じた。

先週末の3連休に実家に帰って親の顔を見たときに安心し、実家を離れるときに落ち込み、その起伏が自分が思っていた以上に大きかったみたいだ。この年になりホームシックになるとは予想もしていなかったが、どうやらそうらしい。仕事が全くうまくいっていないわけでもない(転職前よりも良い部分は沢山ある)のに、なぜ一人暮らしだとこうも気分が塞いでしまうのか。職場では心許せる人はいないし、帰宅しても話す相手がいないことが原因か。そんな状況で、ふと帰省して親の顔と愛犬を見てリラックスしたときの、緊張の糸が切れてしまったかの状況か。

転職をして半年が過ぎ、7ヶ月目を迎えようとしている。この状況が好転してくれればいいと願う。