Lonely Planet with FilmCamera

孤独な地球を写して

スポーツジムとカラマーゾフの兄弟

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家でじっとしているのもあれなので、スポーツジムに通うことにした。療養中のため激しい運動はできないが、多少は身体を動かした方が心身のためにも良いだろう。以前通っていたスポーツジムは実家の近くで、住宅街の中に位置していたため、お年寄りの社交場と化していた。しかし都内に一人暮らしをし始めたので、人生で初めて都心のスポーツジムに行く。値段は多少割高な気もしたが、都内の店舗はどこでも利用可能というのも嬉しい。それに都内のスポーツジムは日中とても空いている。住宅街では一日中ずっと混んでいたため、案外入会してよかったと思っている。それに都内のジムはなんとなくドライで、あんたたち好きなように運動したら?っていう雰囲気が醸し出されている。そういうのもありがたい。

連日のニュースで40度近く気温が上がり、熱中症に気をつけてくださいと報道している。こんな気温で外を歩いていたら本当に倒れそうだ。だから少しでも身体を動かしてこの夏を乗り切りたい。

あ、療養中で時間ができたので、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読み始める。学生の頃はかじりつくように読んだのに、テーマが大きすぎて、この年齢になって読むのは正直しんどい。古典的名著のベスト3に入ると思っているが、あのくらい大きなテーマを扱える小説はもうこれから出てこない気がする。これまでの歴史で散々語り尽くされてしまったし、この科学が発展した時代に、カラマーゾフの兄弟を読もうという人も減っているのではないか。なんなら授業でちょっと読んでみよう、それも2000ページ近くある小説のほんの一部分だけで満足してしまうはずだ。それにもかかわらず、かの有名な大審問官のくだりでは息を飲むほど素晴らしい。こんな小説を書ける文豪は、きっとドストエフスキーだけだったと思う。この小説が現代まできちんと残されているのは、人類の大きな財産だ。それに随分前に翻訳されたにもかかわらず、平易な日本語で訳してくれた訳者も大きな功績を残したと言える。ゆったり気長にカラマーゾフを読了しよう。