月曜日の夜はゆっくり過ごそう

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月曜日が終わる。一週間の始まりはいつだって憂鬱だ。今日は珍しく仕事が早く終わったので、ゆっくりお風呂につかり、読書。温まりすぎたので、湯冷ましをしながらこのブログを書いている。最近はもっぱら夏目漱石を読んでいる。この十何年かは海外の古典文学を中心に読み漁ってきたが、ようやく日本文学も読めるようになってきた。というか、夏目漱石ってこんなに平易な文章を書く人だったかと目からうろこだ。

明治から昭和初期の文学作品は、男女のもつれや三角関係、日本的なモラトリアムを題材にした作品が多くて敬遠してきたが、夏目漱石を読んでいると、はっと息をのむような美しい文章に出会う。

当時で既に、日本語の美しさは完成したのではないかと思うほどだ。言語が生きているとするならば、これからの日本語はどこにいくのだろうか、と首をひねるのである。